バンコクに行ったら、日帰りでアユタヤまで足を延ばしてみるのもいな。出発前になんとなくそう考えていて、天気が良かったら行ってみようかな、くらいの気持ちで、行きの飛行機内でガイドブックをめくって、バンコクからアユタヤまでの行き方を調べていました。★バンコクの北バスターミナル・南バスターミナル、戦勝記念塔のバスターミナルから、ロットゥーというミニバスを利用。所要時間1時間30分~2時間ほど。1人60B~70B。★国鉄ファランポーン駅(MRTクルンテープ駅)から鉄道を利用。所要時間1時間30分~2時間ほど。1等66B~3等15B、急行などの優等列車やエアコン付を利用すると追加料金あり。★タクシーをチャーターする。所要時間1時間ほど。半日あたり1台2500~3000B。うちの息子は電車派の乗り物好き男児で、育児しているうちに私も電車好きになってきたこともあり、バンコクからアユタヤまでは鉄道で行ってみたい。そして、アユタヤに着いたらトゥクトゥクをチャーターして、遺跡巡りをしてみよう。そんな大まかなプランをたてて、快晴の朝、早めに朝食を済ませてホテルを出発した。ホテルからファランポーン駅へは、電車で行くつもりでしたが、ホテルのコンシェルジュに聞いてみたら、タクシーが良いとのこと。バンコクはタクシーが安いので、家族で電車に乗って行くよりも、たしかにタクシーのほうが安く、ラクでした。シャングリ・ラホテルからファランポーン駅までで90B(約270円)ほど。バンコクの旅行記本などでよく名前を目にする、国鉄のファランポーン駅。
ファランポーン駅は、MRTのクルンテープ駅とも接続している、大きな駅。
高いアーチ型の屋根があり、ヨーロッパの鉄道駅のような雰囲気があり、機関車トーマスが好きな息子は「ナップフォード駅だ!」と大喜び。
大きな駅だけあって、お店もけっこうあります。出発までの時間つぶしくらいはできそうな店が。
駅弁的なものを売りに来ている人も。
駅を見回したところで、さて、切符を買おう。バンコクからアユタヤ行の列車は、ガイドブックによると、1日に35本ほどあり、特に時間を調べて行かなくても乗れる…と書いてあったのですが。電光掲示板を見ると、次の列車は1時間後・・・・・・・。
さて、どうしたものかと立ち止まっていると、時刻表のプリントを持った女性が近づいてきた。その時刻表を見ても、次の列車の出発は、約1時間後。そこから所要時間1時間半~2時間ほど。このとき、朝9時。アユタヤに到着するのは、順調に行って、お昼ごろ。ただしすでに、電光掲示板に出てくる列車はほとんどがDelayの表示。アユタヤに到着し、また列車かロットゥーでバンコクに戻ってくるまでの時間を考えて・・・・この適当な日帰りアユタヤは、無謀だったか?と、自分のプランに苦笑いしてしまう。時刻表を説明してくれる女性がすすめてくるのは、タクシーのチャーター。1台2000Bで、バンコクーアユタヤ往復と、現地観光めぐりを自由にしてくれる。バンコクに戻ってきたら、ホテルまで送ってくれるのだという。この手の話は、ガイドブックにも「鉄道利用の際の注意」として書かれていた。列車に乗ろうとすると、タクシーチャーター会社の係員がそう近づいてくるから、気をつけろ、と。不明なことは、近づいてくる人ではなく、駅1階のツーリストインフォメーションに訪ねろ、と。ただ、この女性がいるのは、そのツーリストインフォメーションカウンターだった。これはどうしたものか・・・。
気持ちとしては、鉄道で行きたい。けれど、それには時間と待つ気力が必要。タクシーチャーターで行けばラクだろう。けれど、それでいいのか?・・・・・・・・。鉄道で行けば、うまくいってアユタヤに到着するのは昼の12時。帰ってくるのは夜になるだろう。そして、現地のトゥクトゥクチャーターは、1時間500Bほどらしい。それも、1台なのか、1人なのかは交渉次第。タクシーをチャーターすれば、次の列車が定時出発する頃には、もうアユタヤに着いてしまう。そして、暑いなか歩く必要なく、6時間後(午後3時)にはバンコクに戻ってくる。ここを出発してホテルに戻るまで、観光も希望通りに回ってくれて、2,000B。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。夫と話した末、タクシーをチャーターすることに決めた。決めてはなんといっても、タイの暑さが、4才児にはきついということでした。大人だけなら、列車の旅もいいだろうと思う。けれど、4才児にこの暑さのなか、待て、歩け、というのは過酷。ガイドブックによると、タクシーチャーターは2500B~3000Bくらいのようだったので、ここで提示された2000Bは安い。安いのは嬉しいけれど、怪しい車で遠出をするのは危険なので、そこが心配でしたが、駅構内の2階にある旅行会社のオフィスに案内され、申込書に記入して、料金もクレジットカード払いができたので、まぁ大丈夫だろう・・・と出発しました。
鉄道でのアユタヤ行きを考えて出発したことからすると、タクシーチャーターは、旅情も冒険度もだいぶ下がりましたが。暑い中観光して、だいぶ体力を消耗し、息子は帰りの車内で爆睡。もうベビーカーなど持ち歩かない旅になったので、これが列車だったと思うと、親も子も、かなり大変だったのではないかと思います。結果的に、タクシーチャーターで良かったと思えた、アユタヤ日帰り旅でした。
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