香港では、朝食付きプランで宿泊をしたことがありません。外に朝食を食べにいくことが、香港旅の楽しみの1つなので…。今回泊まった西環のHOTEL JEN。日本の大手ガイドブックには地図も載っていない地区なので香港版食べログ的な『Open Rice』で、周辺の飲食店を調べてみました。市民が普通に暮らす下町といった地域なので飲食店はそこいらじゅうにありそうで特に調べて「ここ!」と決めて行かずとも、朝食を食べられそう。実際に周辺を歩いてみると、茶餐廳、麵屋、ファミレス(大家樂)、ファストフード(マクドナルド)、パン屋(美心)、そしてコンビニ(セブンイレブン)、スーパーなど、食べるものには困らない。短い滞在でも、一度は飲茶をしたかったのでホテルからすぐ近くで早茶をしている店に行ってみました。ホテルを出て、高架下を左に進みます。
交差点を渡ってすぐのところにある寶湖海鮮酒家
店の入り口に、蒸篭がたくさん積まれていてテイクアウトの点心を売っていたのでここは早茶をしているだろう…と、入ってみました。朝6時ごろから開いているようです。
店内は、大きな円卓がたくさん並んでいてお客さんは、地元の年配の人々ばかり。土曜日の朝、新聞を読みながらゆっくり朝食をとるおじいさん、おばあさんたち。場所柄、外国人観光客はほとんど来ないのでしょう。HOTEL JENの宿泊客が来ることもあるでしょうがHOTEL JENの客は大半が欧米人で、彼らはホテルレストランの朝食をとっているようだしあとは中国本土からの旅行者ばかり。ホテルで日本人宿泊客を見かけなかったのでここに食事に来る日本人は珍しいのかもしれません。大きな円卓で、1人で食事をしていたおじいさんに相席しテーブルに置いてあった早茶メニューの用紙に鉛筆で記入して、オーダー。すぐに、お茶と、大根餅、蝦とコーンの腸粉が運ばれてきました。この店の点心…大きいです。
皮蛋粥(ピータン粥)は、お椀というより丼サイズの器にたっぷり。
小龍包も、小龍包というよりも中龍包と呼びたいくらいの大きさで中の餡もギッチリ詰まってます。ギッチリすぎて、見た目には肉汁スープが出てくる気配を感じなかったけれど食べてみたら、ジューシィで美味しかった。
もうここまででお腹いっぱいになっていましたがまだ、チマキのようなものも注文していたはず…最後に運ばれてきたのが、蒸篭いっぱいに3つも入った、こちら。
もっちりとした皮に包まれたご飯でした。
しかし本当にどれもこれも大きい。運ばれてくるたびに、「でかっ」とツッコミを入れてしまうサイズ。味のほうは、特に八角のようなクセのあるものは入っておらず特徴はないけれど、食べやすく、普通に美味しい。お会計は、以上5品で、およそ100香港ドル。早茶割引があって、リーズナブル。わざわざ乗り物で出かけて食べにいくようなお店ではないと思うけれどHOTEL JENに泊まっていて、近くに早朝から飲茶ができるお店があって胃も心も満足しました。
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