今週はVesak Dayに合わせて息子の学校がお休み。ホリデー前半(月・火・水)は、イベントに出掛けたり、お友達のコンドでプール遊びをさせてもらったり、クラスメイトと集まってパーティをしたりと連日遊んでいたので、後半(木・金)は予定を入れずに母子2人でゆっくり過ごすつもりでした。
が、ネットで別のことを検索している間に、ふと目に入った、ジョホールバル・プレミアムアウトレットに行ってみたくなり、結局、母子2人で木曜の朝から出掛けることに。
最初に書いておきますが、シンガポールからJPO(ジョホールバルプレミアムアウトレット)へ行くことは、特におすすめはしません。
物価の安いマレーシアですが、プレミアムアウトレットはほぼ日本と同じくらいの価格でした。普段のシンガポールの物価からするとお得感はあります。ただ、そろそろGSS(グレートシンガポールセール)が始まる時期なので、おそらくシンガポールで買い物をしたほうが選択肢も多く、旬の物がお得に買えるのではないかと思います。
では、なぜ、わざわざバスで国境を越えて、ジョホールバルまで行ったのかと言うと
ただ単に息子のホリデー中に母子で時間があり、セカンドリンクからバスで国境を越えてJPOに行くのはどんなものだろう?という興味を持って行ってみた、というわけです。あなたもぜひ行ってみて!とは言わないけれど、私と息子にとっては楽しい買物の日帰りバス旅行になったので、その記録を残しておこうと思います。
そして、マレーシアの政権交代により、本日6月1日から消費税が廃止されるようなので、おそらく今後シンガポール⇔ジョホールバル間の国境がさらに混みあうのではないかと思うので、その直前の5月31日ならば空いているのではないか?と思ったわけです。
シンガポールには輸入税があり、居住者が外国で購入した物をシンガポールに持ち帰る際にはGST(消費税)がかかります。シンガポール国民と永住権保持者には免税枠がありますが、就労VISAで滞在している外国人は、すべての物にGSTがかかります。例えば日本に一時帰国して購入したものは、シンガポールに戻って入国する際にもGSTがかかるので、両方の国で税金を支払います。
シンガポールに引越す際に説明があるわけではないので、それを知らない方も多いのですが、例えば旅先(日本含む)の空港の免税店で、最後にティファニーやエルメスでお買い物して、ショップバッグを持ってシンガポールに入国する時にはGSTがかかるわけです。
せっかく免税のお店でお買い物できたのに。パリやミラノのLouis VuittonやPRADAでお買い物して、空港で税の還付を受けたのに。と、日本人の感覚では思います(日本でも一定額以上は課税です)が、それがシンガポール。
海外居住者は日本に一時帰国の際、手続きをすれば免税で買い物ができるお店も増えているので、日本とシンガポールの両方のGSTを払わず、シンガポール分だけの支払いとなり有難いわけですが。シンガポールからは、日本へ行くよりもマレーシアのほうが気軽に買い物に出掛けられるわけで、そのマレーシアで消費税が廃止になれば、就労VISAでシンガポールに滞在している外国人にとっても有難いということになります。
そんなわけで…
もしかしたら、GSSの時期以外で、平日に暇を持て余していたら、バス旅行気分でジョホールバル・プレミアムアウトレットに出かけてみるのも楽しいかもしれません。
今年に入って2度、シンガポールから陸路でマレーシアに行っていますが、どちらもウッドランズの国境から出入国しました。
今回は初めてトゥアスのセカンドリンクを使いました。
ジュロンイーストのバスターミナルから、セカンドリンク経由でジョホールバルへ行ける直通バスCauseway Link Busが出ています。
20分毎に出発。列に並んで待ち、バスに乗り込む前にカウンターで運賃を払いました。カードの読み取り機があったので、いつもバスや電車に乗る時に使うEZリンクカードが使えるか?と聞いてみたら、不可でした。
ジュロンイースト駅から出発する時は、大人S$4、子供はS$1.5でした。母子で合計S$5.5(約450円)。
私たちはジョホールバルのCIQ(チェックインポイント)で降りましたが、この料金でラーキンバスターミナルまで行けます。
平日朝9時頃のバス、立って乗る人はいないくらいの乗車率。
トゥアスの国境近くになったら渋滞するのかと思ったら、バスレーンはすいすいと進み(一般車とトラックのレーンは少し渋滞していた)、ジュロンイーストを出発して25分でCIQに到着。早い!
指紋を登録してある大人だけであれば、自動化ゲートを利用できるので、ほぼ待ち無しで通れたようですが、息子と一緒だったので、有人ゲートに行きました。
平日で利用者は少なかったけれど、利用者に比例して開けているゲート数も少ないようで、今回は外国人用のゲートが2つ、シンガポーリアン用のゲートが1つと少なかったので、ここで20分くらいかかりました。
出国して、またCauseway Link Busに乗り込み、次はマレーシアのCIQへ。
マレーシアからシンガポールへ向かう反対路線は渋滞していましたが、シンガポールからマレーシア方面はガラガラ。
マレーシアのイミグレの有人ゲートもそれなりに行列していましたが、私と息子が並ぼうと思ったら、「この裏の建物の方へ行っていいよ」と案内されました。
どういうこと??と建物を出て、指さされる方に向かうと、そこは「Green City」専用とある。Green City、つまりシンガポール国民専用ということかな?
私はシンガポールのDP保持の日本人ですが、子連れだからか、案内されたようでした。
誰も並んでいないので、本当にここでいいの?と思いながらパスポートを出しましたが、入国できました。
そんな感じで、予想していたよりも、あっという間にマレーシア到着。
9時にジュロンイーストを出て、10時にはCIQのバスターミナルに到着してしまったのは良いのだけど、ここには売店と両替所以外、何もない。
先月マラッカへ行った時に購入したHotlink RedのSIMカードの期限が切れていたので、Top upして使おうと思ったら、この周辺にはWi-Fiもなく、使えない。
売店に、「SIMカードTop upできます」の貼り紙があったので聞いてみると、Top up用のチケットをRM10(約250円)で販売しているけれど、手続きをしてくれるわけではなく、Wi-Fiがなければ使えないらしい。
まぁ、アウトレットに行けばWi-Fiもあるだろうと諦めて(実際には、なかったけど)
アウトレット行きのバス乗り場へ行ってみる。
前日にHPで確認していたとおり、次のバスは11:30発。
国境越えにどのくらい時間がかかるかわからず、余裕を持って出発したら、あまりにも早く到着してしまったので、1時間半も時間が余ってしまった。
でも、ここにはカフェも何もない。
ウッドランズ経由でJBセントラルに到着した時のような想像をしていて、バス待ちの間に寄る場所があると思い込んでいたのだけれど、なーんにもなかった。
Causeway Linkのおじさんに、タクシー乗り場を聞くと、ここにはタクシースタンドも無いという。タクシーが必要なら、おじさんが呼んでくれるらしく、ちなみにここにはGrabも呼べないらしい(真実は未確認)。
どーしたもんか、とウロウロしながら考える私と対照的に、息子はベンチに座り、自分のリュックからタブレットとヘッドフォンを取り出して、「今日はたっぷり時間があるんだから、バスを待とうよ」と言われてしまった。
6才、しっかりしたもんだ、、。
落ち着いた6才児と待つこと1時間半、ジョホールバル・プレミアムアウトレット行きのバス・JPO2が到着。
このバスは、レゴランド、キティちゃんやトーマスのテーマパークを通って、JPO、終点はセナイ空港。
運賃は、大人RM5、子供は半額のRM2.5、母子で合計RM7.5(約210円)。
私たち以外、誰も乗りませんでした。貸し切り状態で出発。
古びて周辺に何もないCIQを出発すると、間もなく近代的な街に出ました。プテリハーバーの辺りは新しいホテルやコンドが立ち並び、道も舗装されたばかりでキレイ!
JBセントラルは、CIQも周辺モールも新しくてキレイだけど、バスで街に出ると廃墟が多く、混沌としているので、二つの国境は対照的。
CIQからJPOまでは、だいたい1時間くらい。
と言っても、レゴランドへ行くまでと、次のテーマパークへ行く辺りは、大通りからその目的地までを往復するようにグルグル回っているようなルートなので、タクシーや自家用車ならば30分くらいで到着できそうな感じでした。
JPOへ向かう道は、なんだか成田空港へ向かう道に似ていて、なんだか酒々井プレミアムアウトレットに向かっているような気分に…。
ジュロンイーストからJPOまでかかる時間的には、東京から御殿場アウトレットへ行くような感じでしょうか。
日本でもよく見慣れた、プレミアムアウトレット。母子でバスに揺られてやってきて、妙にホッとするような、お久しぶり感。
忘れてはいけない帰りのバスの時間チェック。16:15発のJPO2で帰ることにしました。
JBセントラルへ向かうJPO1もあるので、時間に合わせて、違う国境を使っても良いかもしれません。
前日にJPOに行くことを思いついて、いくつかのサイトやブログで「日本料理レストランがある」という情報を見ていたので、「着いたらまず和食を食べよう!」と2人で楽しみにしていたけれど…
日本料理店はなくなり、中国料理店に替わっていました。
残念、、、。
仕方なく、フードコートのSUBWAYでサンドイッチを食べてお腹を満たしてから、買い物へ。
JPOは2階建て。到着から出発まで4時間弱くらいありましたが、食事して、興味のあるお店をすべて回れたくらいの規模でした。
平日はいつもこんなもんなのか、消費税廃止直前だからかは、わかりませんが。空いていました。駐車場にはそれなりに車が停まっていたし、ツアーバスも停まっていたので、ガラガラというわけでもなく、ほどよくお店が見やすいくらい。
そして、消費税廃止の前日でしたが、もうすでに消費税はいただきません!というセールをしているお店がほとんどでした。やったね。
アウトレットにある商品の価格は、だいたい日本と同じくらい。なので、日本からわざわざ旅行に来て買うことはない気がします。
シンガポールのプロパー店舗に比べればお得だと思いますが、GSSの時期はシンガポール内でもグッと値下げをするので、シンガポール国内で買い物をしたほうが良い気がします。ジュロンイーストにあるアウトレット・IMMも既にセールが始まっているので、COACHやKate Spadeなどは、ここで買う必要はないと思いました。
私の今回の一番の目的は、ラルフローレンのチャイルド。
日本のアウトレットでも何か所かでラルフローレンへ行きましたが、ここの品揃えは良かったです。
プロパー店舗よりも、少し値下げして置いているくらいなので、それほど大幅に安いというわけではありませんが、クリアランスコーナーは結構お買い得でした。
ラルフローレンの子供服は素材が良く、息子も「着心地が良い」と言うので、それが手頃に買えるのは嬉しい(多分GSSでもお手頃に買えるのではないかと思いますが)。
男子は服の選択肢が少なく、ちょっとお出かけや食事に行く時に着せられる品の良い服というのがあまりないので、気付くとラルフローレンばかりで、何歳の記念写真でも馬のマークの服を着ている…というのが、面白くない点でもあります。
クリアランスコーナーのポロシャツとTシャツで、RM180(≒4,800円)。
JIM THOMPSONの店舗は広々していて、クッションカバーやベッドリネンからアパレル等いろいろと揃っていて、鮮やかな色柄が並んでいて素敵。
送迎や普段の買い物に持つのにちょうど良い手頃なバッグがあったので、どの柄にしようか迷いましたが、息子に「お母さんにはちょっとマダム過ぎる」と言われて止めました。
いつの間に、マダムなんて言葉を知ったのか…。
少しだけど、子供服のコーナーが可愛かった。
息子に、鮮やかなブルーの象さんTシャツを購入。RM72(≒2,000円)。
3年くらい前にタイのJIM THOMPSONで象のヌイグルミを選んだことを覚えていたらしく、ここでは象モノを買おうと思ったらしい。
子供のアニメキャラクターショップみたいなところは、息子が喜んで走って行きました。
トランスフォーマーのパジャマが70%OFFでRM35(≒950円)と安かったので、色柄違いで2着買いました。本人、相当気に入っているらしい。昨夜さっそく、洗わずにそのまま着て寝ましたが、「このパジャマのおかげでいい夢が見られた」そうです。笑
自分用にも、トリーバーチとコーチで好みの感じのサンダルを見つけ、どちらも15,000円くらいでお買い得だったのですが、1万円越えするものはGSSでもっと選択肢があるものから買おうと思いなおし、今回はやめました。GSSの時期じゃなかったら買ってたかも。
なんだかんだと、あっという間に16:00になり、急いでバス停に向かったら、ちょうど定刻の16:15にバスが到着。
帰りは、JPOからジュロンイーストまでの直通料金で、大人RM8、子供は半額でRM4、母子で合計RM12 (≒320円)。
道路はかなり空いていて、爆睡している間に、あっという間にCIQ近くへ。
途中で停車場ではないところでバスがとまり、ドアを開けたままドライバーがしばらく外へ出たと思ったら、トイレに行っていたようです。しかもここでトイレを探せなかったようで、また少し走って、SAのトイレへ消えました。自由だわ…ジョホールバルのバス。
帰りのイミグレは、ガラガラ。待ち無し。
国境を越えるバスも4人しか乗っていなくて、シンガポールに着いた時に、人の流れに付いて行くことができず、どこへ進んだらよいのか、わからなかったくらい。
ほとんど人が乗っていない時に見ると、IKEAのようなカラーのCauseway Link…。
シンガポールで入国して税関を抜けたら、すぐジュロンイースト行きのバスに乗れてしまうというのは、本当に便利でした。
ジュロンイースト⇔JPOまでの交通費は、母子の合計で、約980円くらい。
往復1,000円くらいで行かれる、日帰り海外旅行。
JPOに行く必要があるか?と言われたら、その必要はないと思うのだけど。
★どんなものか体験してみたかったという単純な興味
★息子のホリデー中に減る自分の英語の勉強代わりになる
★子供服はアウトレットでも結構良いものが残っている
色んな意味で母子で満足したので、行ってよかったなと思う日帰り旅になりました。
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