私と息子が一時帰国している間、夫は通常通りシンガポールに残って仕事をしていました。
シンガポールでは25日のクリスマスはパブリックホリデーのため、2017年は土日と合わせて3連休。
そこで夫は、シンガポールから陸路でマレーシア・ジョホールバルへ入国し、バスでメルシンまで行って、フェリーでティオマン島のリゾートホテルでのんびり過ごすという一人旅を計画していました。
クリスマスにマレーシアのビーチリゾートなんて、良いことしてるじゃないの〜!という私や日本の家族たちの気楽な思いと、実際の状況は大きく違っていたようで……
結果から先に書いてしまうと
モンスーンの影響により、夫はフェリーでティオマン島へ渡ることはできませんでした。
陸続きでマレーシアやタイへ渡れるシンガポール。バスやフェリーを使った近隣への旅情報は、検索するとたくさん出てくるのですが、島へ渡れなかったという情報は目にしたことがなかったので、こんなこともあるんだという記録をしておきます(夫の話と写真をまとめて私が書くので、主観・客観の入り混じったわかりづらい文になることをご容赦下さい)。
2017年12月23日~25日の土日月の3連休で計画した旅。
ジュロンイースト駅からJBへ行くバス(コーズウェイリンク)も出ているけれど、時間がかかるため、まずMRTでクランジ駅へ移動し、そこからバスでJBへ。出入国は思ったほど混みあってはおらず、20人ほどの列に並んで出入国を済ませた。
MR(マレーシアリンギット)になると安いKFC。Twister combo Aで10.60MR。1MR≒28円なので、300円弱。や、安い…。シンガポールの物価との違いに驚く。
ここから更に、夜のうちに、フェリーが出るMERSINGという街へ近づいておくことにした。フェリーは1日1本なので、遅れないよう余裕をみて今晩のうちに移動しておいたほうが安心だろうと。
JB SentralからKluangまでは2駅だけど、所要時間は1時間50分ほど。KTMは長距離電車だということがわかる。
電車の待合場所は新しくてキレイだけど、KTMの電車は古い。ゲートには出発の30分前に来るようにと書かれているけれど、結局電車が到着したのは予定より1時間遅れていた。
途中で、電車を変えるので全員降りるように指示があり、深夜に20分ほど待機。
乗り換えた電車。ちなみに車内はとても寒い。裏起毛のパーカーを持って行って正解だった。できれば肌を出す場所がないくらい防寒したい。できればモコモコあったかソックスを履きたいくらい寒い。
結局、Kluangに到着したのは深夜2:30くらいだった。
急遽、金曜の夜のうちに出発したし、どこまでメルシンへ近付けるかわからなかったので、今夜の宿はJBの電車待ちの間に、Booking.comから予約した。Kluang駅から徒歩10分弱の場所にある、AILANG HOTEL。1泊 94MR(10MRの観光税込)≒2,650円。
大人のバックパッカー向けといった感じ。
朝7時にチェックアウトしてバスターミナルへ向かう。
バスのチケットはネット経由で購入済み。しかし朝が早かったからか、バスターミナルのチケット売り場が開かず。そして1時間待ってもバスが来ない。遅延しているのか、確かめる手立てがない。
次のフェリーの時間があるので、いつまでも待っているわけにはいかない。
マレーシアの乗り物というものは、こういうものだと思い知る。
かつてジャカルタ赴任経験があり、現在も出張でよくJBや他アジアへ行く友人の話によると、アジアの言語には過去形がなく、時間を守るという概念がないのだそうだ。日本人とは違う感覚で生きる国を旅するとはこういうことだ。
捨てたバス代はS$5≒400円ほど。
メルシンからのフェリーは1日1便。
11:00発。
10:30までにフェリーターミナルのゲートへ行かなければならない。
あてもなく待っていても仕方がないので、タクシーでメルシンへ向かうことにする。
タクシー代は120MR≒3,400円。
タクシーで1時間15分ほどで、メルシンのフェリーターミナルへ到着した。
メルシンからは、今回目指したティオマン島や、ラワ島へ渡るフェリーが出ている。
まだフェリーが出る時間まで余裕があったので、近くの店で軽食を取った。ナシレマエッグチキン(6MR)とミックスフルーツジュース(5MR)、合わせて11MR≒310円。
おばちゃんが焼いていたロティプラタが美味しそうで、それも食べる。
プレーンは一枚 1MR≒30円。
ゆっくり食事を取ってフェリーターミナルへ戻ると、雨が降り始めていて、なんと、本日のフェリーは欠航になっていた。
ぺらっと貼られた紙切れ一枚のお知らせで、旅の中断を知る。
これがマレーシアの乗り物だ。
フェリー欠航の理由は、モンスーンだった。
ティオマン島のホテルは、2泊予約済み。
荒れた海を見て、今日はこれから、どこでどう過ごすか、考えるのであった。
後編へつづく。
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