シンガポールの学校送迎


シンガポールの小学生の通学は、スクールバスに乗るか、親が送迎します。


小学生になったら、子供だけで歩いて通学する日本とは違いますね。日本では、かなり遠くの学校でも徒歩、人があまり歩いていない道を子供の足で30分以上かけてでも徒歩で通学…ということもあるし(夫の実家周辺がそうで、甥姪もそうやって通学していました)、遠い登下校が心配で携帯電話を持たす…という話もきくので、シンガポールの通学は、子供にとっても親にとっても、安全で安心、ラクな通学だと思います。



息子の学校では、7月下旬までにスクールバスの利用申し込みをしなければならなかったのですが、我が家は引越しが遅く、家が決まったのは締め切りのあと。


8月に入って住所が確定してからの申し込みになってしまったので、最初の2週間は、スクールバスを利用できず、私が送迎をしました。


まだ住所が決まる前、でもほぼ住みたいコンドミニアムは決めていた時点で、スクールバス運行業者に問い合わせメールをしたときには、そのコンドミニアム(現在住んでいるところ)は新築で、まだそこから乗っている生徒はいないとのことで、申し込みをすればおそらくコンドの前で乗降できるだろう、ということでした。


でも実際に学校が始まってみたら、なんと、うちのコンド前からスクールバスに乗り込む、同じ制服の子がいる!


しかも偶然にも、息子と同じクラスの子!


聞いてみたら、その子も引越してきたばかりだけれど、なんとかバス利用申し込み締め切りギリギリに間に合ったようでした。


どうせ、同じコンドに送迎に回るのならば、うちの息子も乗せてくれたらいいのに・・・・・・・


そう思ったものでしたが、入学3日前のオリエンテーションで確認したときにも、9月からしか乗れないと言われていたので、ダメ押し確認はあきらめました。



それにしても、シンガポールに引越しして、まだ船便も届かず、家もなんとか寝起きできるようになった状態での学校スタート、しかも自力送迎は、きつかったです。笑



家から学校までは、MRTとバスを利用するか、バスを乗り継いで、ドアtoドアで45分ほど。



日本の幼稚園生から、シンガポールの小学生になってしまった息子は、通常であれば学校が好きな子ですが、なんせ言葉が通じない、様子も全然違う学校生活に、さすがに最初の1週間は気後れしたようで、毎朝「お母さんと離れたくない」と泣くし


MRTは、日本のようにキツキツにつめて乗らないので、ホームに並んでいても、何本電車を見送ったら乗れるのか、わからない。



そんな状態で、朝8時半に登校するのは、親子ともにきつかったので、朝の登校だけはUberかGrabタクシーを利用しました。



それでも、シンガポールに来たばかりで、最初はなかなか配車アプリが使いこなせず・・・



朝は道が渋滞することを考えず、初日から15分遅刻しました。


でも、先生方は温かく迎え入れてくれたし、息子には遅刻だと言わなかったので、なんとか教室に送り届けて帰りましたが…。笑


朝と夕方、合計2往復を、すべてタクシー通学できるような身分ではないので、朝の帰り道と、夕方の往復は、MRTとバスを利用。


MRTはわかりやすいから良いとして、停留所案内のないバスには、緊張しながら、GoogleMapを見ながら、同じ学校のParent I.D.を付けているママやメイドさんを探しながら、必死に学校前で降りていましたが


3日くらい乗ると慣れてくるもので、シンガポールの安くて便利なバスを探すのも楽しみになりました。



子供を朝教室まで送り、帰りはお迎え場所で待つのですが、スクールバスを利用せずに親かメイドさんが送迎する様子を見て、学校の様子がわかったので、最初は自力送迎にして良かったと思うようになりました。



幸い、自力送迎の2週間は天候に恵まれて、通学時間帯に雨に降られなかったから、そう思えたのかもしれません。


毎日のようにスコールに当たっていたら、きっと、つらくてしょうがなかったのでは。



学校に迎えに行った帰り道、2階建てバスの2階一番前のナイスビュー席に座って、息子から学校の話を聞いて帰るのも、良い時間でした。


だんだん、自分の中で余裕がでてきて、送迎の合間の時間を楽しめるようにもなり…


朝8時くらいに学校に送ったあと、ショッピングセンターやスーパーが開くまで、カフェに寄って、これからやらなければならないリストをまとめたり、学校からのメールを読んだり、自宅よりも集中してできる気がして、朝の時間を使ってみたり。


わざわざおしゃれカフェに行くほどの時間はなく、駅近のチェーン店でしたけどね。


学校からアクセスしやすいクルーニーコートにも何度か。


クルーニーコートはキッズのお店が多いので、息子の水着を探しに行ったのだけど、まったく見かけませんでした。


シンガポールのコンドにはプールが付いているので、水着は需要が多いと思うのですが、不思議なくらい、子供用の水着を扱っているお店を見かけません。なぜだろう。。


クルーニーコートは本当に小さなショッピングセンターで、お店も数件しか入っていないけど、置いているものが素敵です。わざわざ行くほどの規模でもないので、シティのホテルに滞在していたり、遠方から来る方は、ボタニックガーデンに行くついでに寄る、くらいが良いと思います。


可愛いパーティグッズのお店。息子と寄ったときに、夫のバースデーカードやバースデー眼鏡を買いました。


引越と学校スタートで疲れきっていた頃だったので、甘いものが食べたくて、2階のカフェでこんなお昼ご飯だったり…笑。


毎日のように、学校からと担任の先生から長文メールが届くので、解読するのに疲れてました。かなり。


オリエンテーションで知り合った日本人ママは、仕事をしていて、学校からの長文メールを読んで整理する時間がないので、英語と日本語ができるメイドさんを雇って、メイドさんに作ってもらった夕食を食べながら、メイドさんに学校のメールを日本語で解読してもらうのだそうです。いろんな強者がいて面白い。


そんな感じで、緊張しつつも、楽しむこともできるようになった2週間でした。


でもきっとかなり緊張していたのかな。


痩せました。


でもその後、スクールバス送迎に切り替わって、あっという間に元に戻りましたが。笑




最初の1週間は気後れしていた息子も、2週間目には慣れてきて、3週間目からスクールバス送迎が始まってからは、同じクラスの子が同じコンドに住んでいることもあり、元気に通学するようになりました。


ちなみに、スクールバスにエアコンが付いていないことを、昨日知りました。


スクールバスに乗っている、見守りのおばあちゃんがいて、いつも1つお菓子をくれるようなのですが、昨日もらってきたキットカットが溶けていて、「だってスクールバスにエアコン付いてないもん。チョコレートは溶けちゃうよ~」とのこと。


自分が生まれ育った国の言葉が通じないところに、徐々に馴染んで行く息子を、頼もしく思うようになってきた今日この頃です。


Familytravelog

アジア好き家族の旅日記から始まったブログですが、2017年よりシンガポールに移住。シンガポール暮らしの日常を綴っています。 【メッセージはfamilytravelog@gmail.comにお願いします】

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