日本で幼稚園年長の5才児、シンガポールに引越したら小学生になる?


息子のシンガポールの学校選びをしていた頃のこと、振り返って書き留めておこうと思います。



夫がシンガポールで仕事をすることに決めたのが4月末。


就労VISAを取得したのが5月末。


夫は有休を消化しつつ7月末で日本の会社を退職


7月中にシンガポールに渡って新生活準備


8月から仕事をすることに決まり


その時点では、まだ日本で持ち家(分譲マンション)に住んでいたので、私と息子は、まずそれを売却して、家のことを整理してからシンガポールに引越そうと、考えていました。


分譲マンションは、高く借り手がつく時代だったら、賃貸に出すことも考えたのですが、2017年の東京近郊はマンション供給過多になっていたようで、住宅ローンと賃料がトントンくらい。借り手がつかなかったり、更新で空いてしまったら、プラスにならない。


ちょうど築10年で、昨年末で住宅ローン減税の控除期間も終了してしまったので、日本にいてもそろそろ住み替えを考えようかと思っていたところで、これから日本を離れるのに、古くなっていくマンションを所有したままでいることが面倒になってしまって。


我が家のマンションの2軒隣のマンションに、私の実家があったので、そこに住所を移して、帰省・一時帰国ができるという有難い環境があったのも、売却を思い切れた理由だったのかもしれません。実家に帰れば、近所の友達とすぐに会えるのは、マンションを売却しても変わらないので。


そんなわけで、マンションが売却でき次第シンガポールに行こうと考えていたので、最初は、息子が3月に幼稚園を卒園するまで、私と息子は日本にいて、もし途中でマンションが売れたら、実家に住まわせてもらってもいいかな、とも考えていました。


息子は幼稚園が好きで、仲良しのお友達もいたので、そんなに急いでシンガポールに行かなくても、卒園まであと半年日本にいてもいいかなと。



…というのは


シンガポールの就学年齢が、まだよくわかっていなかったから。


11月生まれの息子は、そのころ、日本で幼稚園年長の5才。


日本にいたら、2018年4月に6才で小学生になります。



シンガポールに引越しをすると、まず小学校の選択肢がたくさんあり、就学時期も、選ぶ学校によって違うようで…



1.【日本人学校】4月入学

2.【現地校】1月入学

3.【ローカルインターナショナルスクール】1月入学

4.【南半球の国のインターナショナルスクール】おおむね1月入学

5.【北半球の国のインターナショナルスクール】おおむね8月9月入学

インターナショナルスクールは学校によって違うのでかなり大きく分けました)



選ぶ学校によって、入学時期が違うので、5才の年長にとっては、いつ小学生になるのか??とてもわかりにくい時期でした。


とりあえず我が家は日本人学校には行かないと決めていたのと、シンガポール現地校は外国人には狭き門という話を聞いていたので、1と2の選択肢はなくなる。


残る3・4・5の選択肢だと、1月か8月か。


そのころ、まだ全然わかっていなかった私は


1月入学なら、2018年1月から小学生。

8月入学なら、2018年8月から小学生。


…だと、思い込んでいました。


なんの根拠もなく、ただ漠然と。


語学と勉強に力を入れているシンガポールでは、英語が話せない子は学年を落として入学することも可能なので、必ずこれ!と決まった入学時期もないらしく、入学が遅れてしまったから手遅れということもないのですが。


なんとなく、2017年の夏の時点では、まだ小学生になるまでは、半年~1年ほどの期間があって、それまでに考えればいいか、くらいの気持ちでいたのです。



ところが、6月に入って、幼稚園で気心が知れたママと食事に行ったときのこと。


そのご家庭はパパがフランス人で数年前までフランス暮らし、ママのお姉さんはマレーシア在住…で、外国の学校事情に少し詳しい方で。


「フランスではもう今年の夏から小学生になるよ。シンガポールでもそうじゃない?」


その一言で、候補に考えていた北半球のインター校に問い合わせてみると


本当だ…2011年11月生まれの子は、2017年8月から小学生になってしまう!


ということを知ったのでした。


思い込みで、見過ごすところだった…。




しかも、実際にシンガポールで入学してから、クラスメイトの誕生日を知って気付いたのですが(遅い)


息子の学校では、2011年8月生まれ~2012年7月生まれが、2017年8月からPrimary1(小学1年生)になるので、日本の幼稚園年中の4月~7月生まれの子も、小学1年生になる。日本の幼稚園年長の4月~7月生まれの子だったら、もう小学2年生になってしまう!


日本の就学事情とのあまりの違いに驚きつつ


シンガポールで8月から小学生になってしまうのであれば、悠長に日本で卒園を待つよりも、この時期に行ってしまったほうがいい!と考えて



急遽、候補のインター校に問い合わせてウェイティングの確認をして入学手続きを開始し


幼稚園を1学期で退園する手続きをし


園長先生にお願いして英文の在園証明書を作成してもらい


マンションは8月末で売れなかったら、損はするけど買取で切り上げる手続きをして(結果的には1か月で売却が成立したので損はしなかった)


私と息子も、8月にシンガポールに引越しをして


息子は8月から小学生になりました。




まだシンガポールに来て1か月半くらいだけど、もう日本にいたのが遠い昔のことに感じるくらい、引越し前後は怒涛の日々で


最初は、引越し疲れと、幼稚園のお友達と離れた寂しさと、新しい環境に不安がっている息子を見て、まだ小学生になるのは早かったんじゃないか…と思ったこともありましたが


そんな不安は1週間で収まったようで


楽しく学校に通う息子を見ていると、決断して8月に入学してしまって良かったなと思います。







改めて振り返ると、教えてくれたお友達ママに感謝。



そのママは、たくさんの子を育てていて、末っ子を妊娠中の臨月でフランスから日本に帰ってきた時には、日本の産院は受け入れ不可で、助産師さんと自宅で出産したという素晴らしい強者。


子供たちは日本に来てから数年間、公立校に通っていたけれど、パパがやっぱりフランスの学校に通わせたいということで、短期間の決断で、この9月から、子供たちをフランスの学校に戻したという…。



私は一人息子を海外の学校に入学させる手続きで、いっぱいいっぱい。


そんな自分がちっぽけに思えるくらい、豪快なママでした。



同じ合理主義のAB型同士だったからか…グループに所属するわけではないけれど、人付き合いは好き、という距離感が似ていて、いつも一緒にはいないけれど、たまに食事に行って、ガッツリ話して、ネガティブな話は一切なしで、ものすごく楽しい時間を過ごさせてくれる、大好きな人。



生きていくのは、自分や家族の好きな場所でいいんだと、教えてくれた人。



ママ友という言葉は好きじゃないけど(偏屈ですみません)、そんな人に出会えるから、子供ができてからの出会いも楽しい。



日本で通っていた幼稚園は、近くに朝8時半からOPENしているカフェがあって、そこのオーナーさんがとても自由なおじさんで


朝9時に幼稚園へ子供を送ったママたちが、そのまま寄って、ビールをオーダーすると、楽しんでって~とナッツを出してくれる粋な人で。笑


朝9時から軽くビールを飲んで、昼になったら食事して、13時半になったらお迎えに行くママたちを見送ってくれた店があったのは、幸せだったなぁ…と、振り返って思います。


もちろん、朝からビールなんてのは、ごくたまーに、の息抜きです。私も彼女も仕事をしていたので、普段は登園後に出勤。



なんか脈絡のない日記になっちゃった。



Familytravelog

アジア好き家族の旅日記から始まったブログですが、2017年よりシンガポールに移住。シンガポール暮らしの日常を綴っています。 【メッセージはfamilytravelog@gmail.comにお願いします】

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