シンガポールの家賃は高い。
世界の都市でも指折り数えられるほど。
でも、最高騰していた2013年あたりに比べると、今は空き家率が高くなり、だいぶ値下がりしてきたらしい。
我が家は、家賃が会社負担の駐在とは違うので、日本で住宅ローンや家賃を支払っていた頃と同じく、家賃は自己負担。
シンガポールの家賃が下がって、庶民でも郊外ならコンドミニアムに住める時代になってくれていて良かった…。
移住の際、どうやって家を探したか記録しておくと
夫が先に1人でシンガポールに来たときは、シンガポールお役立ちウェブのお役立ち賃貸シェアサーチを利用して、1ヶ月半ほど日本人の方と、便利なオーチャード地区のコンドミニアムをルームシェア。
シェアメイトが、シンガポール暮らしに慣れた航空会社勤務の方で、最初に色んな情報をいただいて、助かったようです。
とりあえずそこで暮らしながら、家族で暮らすための家を探してもらいました。
日本人向けの不動産屋もありますが、手厚く対応してくれる分、手数料も高いので、我が家はPropeaty Guruというサイトのアプリを使って、私が日本から条件検索して大体の目星をつけ、夫がエージェントにコンタクトをとり、内覧に行って決めました。
シンガポールには何度か行ったことがあり、大体の土地勘はあったので、夫の仕事と、息子の学校に通いやすいところ…と考えて、ウエスト地区に住むことに決めました。
ウエスト地区は、クレメンティに日本人学校があるので、その周辺のクイーンズタウン、レッドヒル辺りは、日本人に人気の住宅街。そのあたりからシティの高級物件に、日本の駐在員の方々が多く住んでいるようです。
我が家は、日本人学校ではなくインターナショナルスクールに通うので、日本人学校のスクールバスの停留所になっているコンドミニアム以外で探しました。
…だって、同じコンドミニアムに日本人学校に通うご家庭がたくさんいらっしゃったら、息子も私も、やっぱり日本人学校にすれば良かった!日本語で話せる友達と同じ家が良かった!と、心が折れそうなので。笑
日本語は家庭内だけと、心にカツを入れて、日本人が少ないコンドミニアムを探し
シティからは離れるけど、モールやスーパーやたくさんあって便利な駅から徒歩ですぐの新築コンドミニアムに決めました。
でも本当は、シンガポールでは新築に住むな!というのが定説らしく…
シンガポールの新築物件は、特に水回りなどに不具合が多く、修理に追われるから避けるのが無難だそうで。前の借り主とオーナーが、ひととおり修理を終えた、築3年〜10年くらいが住みやすいのだとか。
ただ、やっぱり皆同じように探すので、築3〜10年の好物件は、人気で高いし空きがない。
実際に内覧してみると、やっぱり新築はきれいで良い。
日本で住んでいた分譲マンションも、その前に借りていた賃貸マンションも、2回続けて新築に住んだので、やっぱり新築のきれいさと設備の新しさに惹かれてしまい、後悔するかも…と思いつつ、決めてしまいました。
で、実際に1ヶ月弱住んでみて、どうかというと。
バスルームが2つあるうちの1つのほうの天井ライトが、2週間ほどで切れました。天井埋め込みのような、日本では見たことがないタイプのライトで、シンクの上の物と交換してみたら点いたので、問題はライトではなく配線のよう。
オーナーに連絡して、数日後に修理の手配をしてくれたのですが、どこで誰が間違えたのか??修理の人が来たのが、私が聞いた日よりも1日早く、不在で帰ってしまったと。
そこから再調整中なのですが、一週間経っても連絡なし。
これは、私が今、家にいられるから良いけれど、勤め人の一人暮らしだと、メイドさんがいない限り、なかなか修理が難しく、住みにくいのはわかる気がします。
そして、新築ということで、同じコンドミニアム内にまだ空室がたくさんあって、いくつか内覧して選べる状況だったのですが。
本当は、家具付きの、すぐに住める部屋を借りたかったのです。
でも、内覧してみると、オーナーが選んだ家具の趣味が、どうにも…という部屋が多くて。
家具なしより、家具付きのほうが値上がるのであれば、家具なしの部屋を借りて、自分たちの都合の良いサイズのベッドや、人が泊まりに来てくれたときに使えるソファベッドを置こう、ということで、結局、家具なしの部屋を借りました。
ただ、そうしたことによって、私はシンガポール到着翌日にIKEAで家具を選びに行き、家具が配達される一週間ほどの間、家具なしの家で暮らすという罰ゲームのような日々が待っていて、本当につらかった。
夫が、とりあえずと置いていた、エアーベッドに寝る一週間。背中、つらすぎました…。
家具なし、と言っても、大型家電(冷蔵庫、電子レンジ、オーブンレンジ、洗濯機、各部屋のエアコン)は入っていて
あとはリクエストで、全部屋のカーテンと、リビング天井にファンを付けてもらいました。
借りた部屋は、若い男性がオーナー。
でも実権を握っているのは、お母さん。笑
オーナーのLINEアイコンも、お母さんとツーショット…笑
そんな感じで、お母さんが貸主の審査等をしていたようですが、オーナーの青年も、部屋のライトだけはこだわって選ばせてもらっていたようで。
「カフェみたいでいいだろう?」とお気に入りのライトを入れたそうです。
床やドアの色、それとライトが北欧風なので、家具はIKEAで買いました。
賃貸だし、次の引越先は家具があるかもしれないので、お手頃IKEAはありがたい。
セミダブルのベッドになる便利なソファベッド。カバーやクッションがどうしても価格相応な感じなので、クッションは気に入ったものを買いました。
communeという素敵な家具屋さんにて。
シンガポールの賃貸は、不動産屋ではなく、それぞれオーナーが所有していて、契約も家具も状態も、すべてオーナー次第、というのが日本の賃貸と違うところ。
とりあえず、オーナーとは円満にやっていきたいところです。
0コメント