マンダリン・オリエンタル・バンコクの「SANOOK SANOOK Kid's club」に行ってみた。

1887年に、バンコク初の西洋風ホテルとして建てられたマンダリン・オリエンタル・バンコク。

現在はマンダリン・オリエンタルホテルグループの傘下になっていますが、かつては「ザ・オリエンタル・バンコク」の名で、約130年の歴史がある、バンコク随一の名門ホテルです。

日本人女性にとっては西島秀俊と中山美穂で映画化された辻仁成の小説「サヨナライツカ」の舞台といえば思い浮かぶホテルかもしれません。

その名門ホテルに、何の用があったかと言いますと。

ホテル内にひっそりとあるSANOOK SANOOK Kid's clubで子供の託児をお願いしたのです。

リゾート旅行では、なるべくキッズクラブのあるホテルを選び託児を利用したり、雨天時にキッズルームで遊ばせたいのですが都市バンコクは、キッズクラブのあるホテルがあまりありませんでした。都市とはいえ、南国リゾート的な造りのホテルや、素敵なスパもあるバンコク。できれば私はスパにも行きたいし、8月は雨期に当たるので、雨でプールに入れない時などを考えて、キッズクラブを利用してみたい。


調べた限りでは、大きなキッズクラブがあり、かつリゾート風の大きなプールのあるホテルは…

☆アナンタラ・バンコク・リバーサイド・リゾートアンドスパ

☆サイアム・ケンピンスキー


この2つのキッズプログラムが充実しているようなのですが


☆アナンタラは中心地から離れていて移動が不便そう

☆ケンピンスキーは中心地すぎてリゾート感が薄い


・・・という理由で、迷った末に宿泊には至らず。ホテルの環境や滞在スタイルを重視してシャングリ・ラに決めてから隣のマンダリン・オリエンタルにビジターでも利用できる小さなキッズクラブがあることを知り短時間だけでも利用してみようと、予約していきました。


宿泊していたシャングリ・ラと、マンダリン・オリエンタルは、ガイドブックの地図上では隣なのですが、それぞれ広い敷地である上に、実際は地図には載っていない施設もあり、それぞれのエントランスが離れているので、隣と言っても徒歩では10分~15分ほどかかります。3才児と一緒に歩くならば、その倍ほどはかかる距離。

シャングリ・ラの警備に聞いて、歩くのはやめてホテルを出たところにたくさんいたトゥクトゥクに乗りました。乗る前に値段交渉。トゥクトゥクのおじさんは100バーツを提示しましたがシャングリ・ラの警備の人が一緒に交渉してくれて、80バーツで。これが初トゥクトゥク利用だったのでこの料金を、このあとの交渉の目安にしました。風をきって走るトゥクトゥクに、息子が大興奮。
さすが名門マンダリン・オリエンタル街のトゥクトゥクは、エントランスの車寄せに入ることはできません。ゲート前の公道で降りました。
ロビーはそれほど広くはないですが一歩入ると、ため息が出てしまうような優雅な空間がありました。
1階のクラークで、キッズクラブを予約していることを告げるとすぐそばのエレベーターで2階に上がるよう案内され2階で降りるとすぐ目の前に、SANOOK SANOOK Kid's clubがありました。(写真ブレてますが…)
スイートルームを改装してキッズクラブとして使っているようで遊び場が2部屋、バスルームとトイレがありました。

かわいらしい玩具がたくさんあり息子は、入ってさっそく玩具で遊び始めてなんともアッサリと「行ってらっしゃい」と親を見送り。

人見知りも物怖じも、あまりしない子なので親としても気楽に託児ができるのですがこの時は、なぜか最初モジモジ・・・・・何かと思ったら、欧米人の美少女がいてそのお姉ちゃんが、ものすごく可愛いくて、照れたのだとか。
我が家が利用した時、保育士は、欧米人の先生とタイ人の先生の女性2名でした。こちらでは、看護士の資格を持った保育士のみを採用しているそうで、事前にお願いすれば、日本人の保育士も予約できるようです。

息子は、2才からインターナショナル・プリスクール、3才の春からはインターナショナル幼稚園に通っていて、英会話での保育に慣れているので、日本人保育士の予約はしませんでした。

息子が通う幼稚園では、日本人と外国人の担任が各クラス一人ずついて、日本語と英語の保育が行われていますが、食事の時間や、トイレに行くときの挨拶は英語で教えられています。また、この2015年8月のバンコク旅行の頃の夏休みは、外国人の先生のみ・英語のみで行われた幼稚園のサマースクールに通っていたので、この旅行時3才8か月でも、それなりに会話はできていたようです。3時間の託児の感想は、「楽しかった!」
SANOOK SANOOK Kid's clubは15時~22時と、遅い時間に開いているので子供を預けてゆっくりとディナーを楽しむ大人だけで高層ビルの屋上バーに出掛けてみる・・・など、バンコクの夜を楽しむこともできます。

スケジュール制のキッズプログラムが用意されているような大きなキッズクラブではないし、託児の時間帯を考えると、大人のディナーやカクテルタイムの間に子供を預かるための施設…という感じでしょうか。

日本人の感覚だと「子供を預けてまで出掛けたいの?!」と批判的な意見もありそうですが子供はキッズルームで楽しい時間を過ごす親もたまには息抜きする旅の少しの時間を、親子それぞれ有意義にそんな過ごし方も良いと思います。

Familytravelog

アジア好き家族の旅日記から始まったブログですが、2017年よりシンガポールに移住。シンガポール暮らしの日常を綴っています。 【メッセージはfamilytravelog@gmail.comにお願いします】

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