旧正月飾りが素敵だったThe Majestic Malacca。客室のドアにも、赤い飾りが付けられていました。
マラッカ川に面した側の、陽の入る明るい客室。
部屋に案内してくれたスタッフが、プラナカン食器でウエルカムティーを淹れてくれました。良い香りのライチティー。
窓際のソファは硬めで座り心地がよく、ここに座って窓の外を眺めたり、本を読む時間が長かった。今のシンガポールの自宅のソファが柔らかくて腰に悪い気がしているので、いずれ、こういうソファが欲しい…。
こういう絨毯、自宅には置かないけれど、美しい織柄を見るのは好き。
息子がこの絨毯の上にミニオンズのバナナソックスを脱いで置いて、どこに行ったかわからなくなったのには笑いました。
窓の外の風景。緑色のマラッカ川と、The Shoreというショッピングセンター&ホテルレジデンスが見えます。このショッピングセンターにはTangsデパートが入っていたり、スタバや寿司店が入っていて、便利でした。
川沿いに白いレールがあって、おもちゃのような不思議なモノレールが走っていました。すごく小さなモノレールがたまに動いていて、ホテルスタッフに「あれには乗れるの?」と聞いてみたら「乗れる」とのことだったけれど、どう見ても人が乗っているようには見えず…。夜はライトアップしたモノレールが動いていました。
レールの柱が細くて、安全な乗り物とは思えない造り。しかも観光客が乗るとしたら、もっと人気で混むだろうし。後日、タクシーで街を走っている間にモノレールの乗り場のようなものを見ましたが、廃墟のようでした。謎です。
部屋の窓から、夕日がきれいに見えました。世界三大夕日と言われるらしい、マラッカの夕日。
ここの部屋でとても良かったのがバスルーム。
ベッドルームから続いていて、丸見えというかむき出しのようなバスタブですが、閉めようと思えば木の扉をすべて閉めることもできました。
猫足というかライオン足のバスタブ。シンガポールの我が家にはバスタブがないので(バスタブがあるお宅でも熱いお湯が充分にたまるという話はあまり聞かない)、夫は約半年ぶりのバスタブに大喜び。暑い国ではシャワーだけで充分ではあるのだけど、エアコンで身体が冷えているので、やっぱりバスタブを懐かしく思うこともある。
このホテルは熱いお湯がたっぷり出たので、夫は毎日3回くらい入っていました。マラッカには、お風呂に入りに行ったんじゃないかというくらい。気が付くと夫がバスタブに浸かっていて、朝目が覚めたら薄暗いバスタブに夫がいて、びっくりした。
バスソルトが置かれていて、掃除のたびに補充してくれました。他のアメニティは補充しても、バスソルトは最初の1回だけというホテルも多いので、毎日バスソルトを入れられるのは嬉しかったです。
アメニティは、AROMATHERAPY ASSOCIATESのもの。最近、これを置いているホテルに当たることが多いような気がする。好きな香りです。
バスローブとスリッパ。
BON CAFEのカプセルタイプコーヒーマシンあり。備え付けの4カプセルはFreeでした。でも使い方がよくわからず、カプセルがうまくセットできなくて、結局ホテルのレストランかスタバでコーヒー飲みましたが…。
毎晩ターンダウンの時に、枕元にランの花を飾ってくれたのも素敵でした。
最初の晩は旧暦の大晦日だったので、アンパオ(お年玉)と蜜柑が置かれていて
二晩目は、焼き菓子と、戌年のヌイグルミのプレゼント
三晩目は、クエ。毎晩、夕食から戻ると、何が置かれているのか楽しみでした。
若い頃は、ホテルは寝るだけで充分な旅もしたけれど
年を取ると、ホテルで過ごす時間が長い旅が増えてきて
部屋で寛いでいるだけで旅に出て良かったと思えるようなホテルに出会えることが、旅する愉しみになっています。
The Majestic Malaccaはきちんとメンテナンスとリノベーションがされているけれど、配管や排水の音は響き、隣近所の部屋のお風呂の音などは、けっこう聞こえました。そういうのも、若い頃は気になって、新しいホテルがいいと思っていたけど。自分も老朽化してくると、ま、そういうのは仕方ないと思えてくるものです。
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